土で言葉をつくる方法

ある意味練習帳的な

つながる・伝わる

過日沖縄で個展をした際

とある作品を婿に迎えてくださたったお客さんとの話

 

その方はレジャーではなく命がけで海に潜る会社の方でした

ひょんなことで会場に来ていただいて、いろいろとお話しすることに。

 

本人は「とうざんさん」と「へいざんさん」という方が絵の世界では

偉い人と知らなくて知人にからかわれた事を面白く話していました。

(東山と平山という巨匠の事です‥)

 

ユーモアを持ちながら海関係の仕事をしているだけあって

物をどう気に入るか直感的に判断するという話のくだりは

海の人間特有?の見方をしているのが妙に印象的でした。

 

水中での仕事だと実際ゆっくりと考える時間はないから

瞬間的に判断する習性なのかもしれないな、なんて思っていました。

 

f:id:hineri007:20180326013342j:plain

 

気に入っていただいた作品は海のど真ん中に、ポツンとぼんやりと、

でも悠々と釣りをしている様なイメージに仕上げた作品でした

そんなところが気に入ってもらったようです。

 

後日婿入りする際、おまけ的な色紙にスケッチを描くために元のスケッチを開くと(ややこしい‥)

殴り書きのような元のスケッチの横に「海で働く人へ」の文字が書いてありました。

完全に忘れていたけど・・

 

制作時に作品に合う人をイメージすることがあるのだけど

こうもハマるというかつながるんだな‥

お客さんにも伝えると「それが縁というものですよ」と

 

ぼんやりしてる自分でもまた頑張る気になりましたよ

 

作品がつながる、伝えられるというのを実感したという話でした。